医療法人犬童会 犬童耳鼻咽喉科

球磨郡多良木町の耳鼻咽喉科,気管食道科 医療法人犬童会 犬童耳鼻咽喉科

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滲出性中耳炎

滲出性(しんしゅつせい)中耳炎

中耳(鼓膜の奥の空間)に液体が滲出し、貯まる中耳の病気です。痛みはほとんどありませんが、‘つまった感じ’‘聴こえにくい’などの症状が出現します。乳幼児と高齢者に多く、最近、急性中耳炎と同様に治りにくい例が増加しています。原因としてアレルギー体質、鼻炎や副鼻腔炎、アデノイド肥大など、様々な要因が考えられます。見逃されやすい病気ですが、長期間放置しておくと、将来、ゆ着性中耳炎など難治性の慢性中耳炎へ進展したり、風邪のたびに中耳炎を繰り返すなど後遺症を残すことがあります。きちんと治療し治しておきましょう。

滲出性中耳炎が起こる原因は大きく、以下の2つに分けられます。

  1. 上気道の感染・炎症の波及
    耳と鼻の奥(上咽頭)はつながっており、上咽頭の炎症が持続しているために、
    中耳に炎症が波及して起こるもの
    (例:慢性副鼻腔炎、慢性咽頭炎など)
  2. 耳管や中耳の換気障害(機能低下)
    耳管(‘じかん’という鼻と中耳をつなぐ管)は元々、中耳と外との換気を行い清潔に保つ機能があります。
    それが何らかの原因で機能が低下(または狭窄)し、換気が十分行われなくなったこと。または免疫力の低下。
    (例:耳管狭窄症、アレルギー性鼻炎、アデノイド肥大、放射線治療後など)

*上気道炎の適切な治療と、根気強い耳鼻科的処置(吸入や耳管通気処置など)が大切です!
*難治性になると、鼓膜換気チューブ挿入術が必要になることがあります!(幼児では全身麻酔が必要です)
*チューブ挿入術は中耳の滲出液の貯留を予防し、長期的には中耳の病的な粘膜が正常化することを目的に挿入します。
よって1~2年間、挿入します。

 

滲出性中耳炎
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